今回はPowerBIへのデータの読み込み方法を説明したいと思います。PowerBIへデータを読み込みさえ出来れば、あとはだれでも簡単にグラフを作ることができます。データの読み込みが私も苦労しました。ぜんぜんやり方が分からなくて、とりあえずメニュータブをかたっぱしから開いてどうやってデータを読み込むのか、どんな機能があるのかを、見ていきました。ただデータを取り込まないと見れないものばかりなので何とかデータを取り込まないと前に進みません。今後もPowerBIについては調査してその結果をアップしていこうと思っていますが、今回のブログはある意味、一番重要かなと思っています。
まずは最初に完成形をお見せします。
最終的には↓こんな感じのやつを作りたいですね。
インストール方法が分からない方はこちらをどうぞ。
ちなみにPowerBIはSQLServerで動作しているみたいです。さすがMicrosoftですね。
それでは、データの読み込み手順を説明します。ここで、読み込むデータはSBIFXの取引データとします。
1行目はコメント行、2行目に列の説明、3行目から取引データとなっています。ですのでデータの読み込みは2行目からにします。
また、ダウンロードしたデータは「新規」と「決済」のデータが混在しています。「新規」のデータは当然のことながら実現損益とスワップポイントは共に「-」となっているので、「新規」の行も不要です。
これらを踏まえて、データの読み込みをしたいと思います。
PowerBIを起動
①デスクトップにある「PowerBI」を起動します。(または「スタート」から起動します)
②「データを取得」をクリックします。
データの読み込み
③「テキスト/CSV」を選択します。
なお、PowerBIはエクセルデータやSQLServer、ACCESSなどにも接続できるみたいです。会社でも使えそうですね。
④「編集」をクリックします。編集する必要がなければ「読み込み」でもOKですが、今回は先頭行を削除したり、決済データのみにしたりする必要があるので「編集」を選択します。
不要な行の削除と項目名の定義
⑤「行の削除」をクリックします。
⑥先頭の1行を削除したいので、「1」を入力して「OK」をクリックします。
⑦「1行目をヘッダーとして使用」をクリックします。
日付項目を追加する
⑧約定日時が日付+時間となっています。日付だけの項目を追加するため、「約定日時」列を選択します。
⑨「列の追加」タブをクリックし、「日」をクリック、「日付のみ」を選択します。
「決済」データのみにする
⑩「新規/決済」列のフィルタボタンをクリックし、「新規」のチェックボックスをクリアします。この操作で「決済」データのみに絞り込めます。
データ型を変換する
⑪「実現損益」と「スワップポイント」の列を選択し、「変換」タブの「データ型の検出」をクリックします。これは実現損益とスワップポイントが文字型になっているためです。このままだと集計ができないので、数値型に変換します。項目名の左側に「ABC」とありますが、これが「文字型」を意味します。
⑫データ型が「10進数」となり、項目名の左側の文字が「12」になったことを確認します。
合計項目を追加する
⑬ 「列の追加」タブで「カスタム列」をクリックします。新しい列名に「損益合計」、カスタム列の式に「=[実現損益]+[スワップポイント]と入力します。右側の使用できる列で該当項目をダブルクリックすると左側に移動することができます。
編集内容の保存
⑭「閉じて適用」をクリックします。これで編集内容が保存されて、次回からはcsvファイルを最新に入れ替えて「最新の情報に更新する」ボタンをクリックするだけで編集内容が適用された状態で最新データを取り込むことができます。
累計項目の追加
⑮1年間の累計をとりたいため、累計項目を追加します。「新しいクイックメジャー」をクリックします。
⑯計算を「年度累計」、基準値を「取引損益の合計」、日付を「約定日時」を設定します。日付は合計を計算する対象期間の日付項目を設定します。
これで、グラフを作成するために必要な作業はすべて完了です。
グラフの作成
上記画像の赤枠で囲っているところが、グラフの種類になります。各グラフがどのようなものかは今後紹介していきたいと思いますが 、ご興味ある方はご自身で実験してみてください。