みなさん、PowerBIで日々の損益を見える化できるようになったでしょうか?色々なブログでFX取引の週間報告を見ていますが、やはりエクセルで作成されている方が大半のように思います。一番メジャーなツールですし扱いやすいですが、PowerBIも一度覚えてしまえば、簡単でしかもグラフも豊富です。エクセルみたいにダウンロードしたデータを貼り付けて範囲を設定し直す必要もありません。今やPowerBIの信者となってしまいました。(Microsoftからお金をもらっている訳でも何でもありません。)仕事でも使いたいと思っているのですが、会社のPCでは勝手にフリーソフトをインストールできないので、会社として導入できないか提案中です。(有料版は高いので難しそうです)
今回はスライサーについて説明します。
標準のスライサー
標準で最初から準備されているオーソドックスなスライサーを説明します。ちなみにスライサーとは、「フィルター(絞り込み)みたいなもの」と思ってください。
「視覚化」の左端一番下(赤丸)のボタンをクリックします。すると、左の空白のところにスライサーが表示されます。
次にどの項目でスライサーを有効にするか、スライサーしたい項目を「フィールド」にドラッグ&ドロップします。
スライサーの動作がわかりやすいように、週別通貨別損益のグラフを左下に追加しましたので、そちらの動きに注目してください。
取引通貨でスライサーを有効にしたいので、「銘柄名」を「フィールド」にドラッグ&ドロップします。するとスライサーに取引通貨の一覧が表示されます。
ここで、「EUR/USD」のところにチェックを入れると以下のようにグラフが変化します。
なお、スライサーは表示されているページのすべてのグラフに適用されますので、いくつもグラフがあった場合は、すべてが変化します。(なかなかカッコイイです)
カスタムビジュアルのスライサー
PowerBIでは、ビジュアルのMarketplaceがあり、そこからインポートすることも可能だそうですが、会社用のe-mailアドレスを入力する必要があるとのことですので、今回は断念します。会社で使用され方は一度試してください。
「視覚化」の右端の一番下「・・・」をクリックし、「Marketplaceからインポートする」を選択してください。
会社のメールアドレスを入力するとサインインできるみたいですが、このあとにどんな画面になるかは不明です。なお、個人のアドレスを何個か試しましたが、サインインすることはできませんでした。
スライサーだけでいえば、Excelのスライサーのほうがタイル式でカッコイイですね。おそらくカスタムビジュアルにはそれがあるのだと思います。
ただやはりグラフに関してはエクセルよりもBIツールのほうが扱いやすいです。動作もページ内のグラフは連動するし。
試してみる価値はあると思います。